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2017年7月

2017.07.31

茨城県一等三角点の山(2017.7)

茨城県には22の一等三角点がある。その中で山らしい山の上に設置されている一等三角点は点で、点名は下記の通りである。 点名と山の名前は=が多いが、異なるものは(  )内に山の名前を記載しました。

八溝山、栄蔵室(栄蔵室山)、頃藤(男体山)、高鈴山、高田山、吾国山、筑波山

上記の山は勿論私の「茨城の山リスト」にも入れて、これまで何回も登っています。

所が一等三角点の中で、平地にあっても一応山扱いをする一等三角点の山が下記の2つある。

  平井(高天原)    標高40.2m   鹿嶋市
  弁天山(弁天山)  標高27.1m   神栖市

昔「茨城の山リスト」を作った当時は、上記の2つの一等三角点の山は、平地にあるし山という認識が全くなく、調べもしないままであった。今では山であると認識し、ちょっとした拘りではあるがやっぱり登ってみたいと以前から考えていました。

鹿嶋さん達から「新日鐵住金/鹿島製鉄所の工場見学に興味があるならどうぞ」とのお誘いがあり、昔の仕事の関係で製鉄所内に入ったことがあったので近代設備を見たいと思い見学に参加することにした。そしてその折に平井(高天原)一等三角点にも案内してくださるようお願いしました。

平井(高天原)一等三角点は、高天原住宅に隣接する港ケ丘児童公園の中にあり、そこまでは車で行きますので、全く山に登るという意識ではありませんでした。
この祠の裏に三角点はありました。(2017.2.7)  満足して笑顔です。
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勿論この日は鹿島神宮にも寄り、案内してもらいました。鹿島神宮の杜には貴重な植物もあるそうです。

★弁天山一等三角点(2017.7.27)
7月27日に鹿島神宮、香取神宮にフウランを見に行きましたが、弁天山はその折に訪問しました。この三角点は鹿島南共同発電所の中にあるため訪問するには許可を貰うため手続きが必要である。これについても鹿嶋さん達が調べて下さって当日も案内してくださいました。感謝!

構内にあるということでヘルメットを被り、長袖でなければならないということでしたが、落石があるわけではありません。守衛さんに案内されて木の生えた小山に登りますので一応山登りでした。
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これで茨城の山の一等三角点の登山は終了、別にどおってことはないのですが自己満足しています。お世話になった皆さん有難うございました。(終り)

2017.07.28

茨城県の希少植物(続-2)(2017.7)

★ヒナラン
先日見つけたヒナランですが、茨城県のレッド・リストを見ると絶滅危惧IA類に分類されており、茨城県では希少な植物でした。
その記述によれば
 ・分布:本州(茨城県北部・愛知県以西)・四国・九州/挑戦・中国
 ・生育地:樹林下の岩上などに生える。久慈山地などに生育するが、希に低地の東海村にも生育する

園芸採取や森林の伐採で減少しているとのことで、私が見つけることが出来たのも日頃から山歩きしていることへのご褒美かもしれない。そういう訳で生育地の情報は公開できませんが、絶滅しないように見守っていきたいです。

右記の報告を参照下さい   「お花の探索山行(続き:ヒナラン)(2017.7.19)
以下写真をクリックすると拡大します。
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★フウラン
7月の初旬に鹿嶋さんから鹿島神宮にフウランがあるという情報を貰いました。鹿嶋さんは近くなので探しに行くとのこと、私も見たいので宜しくとお願いしました。

その1週間くらい後に、私の通っている「リラひたち」の受付の所に花が咲きかけたフウランの鉢が置かれているのに気付きました。聞くともうすぐ花が咲き始めるとのことでした。その後数日経って花が2個ほど咲き始めました。フウランというランの名前は知っていましたが、その花はよく知らなかったのでどんな花か興味が有り、目の前でよく観察した上に、「写真を撮らしてください」とお願いして写真も撮りました。

・7月17日 咲き始めの時の写真
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・7月20日 花が一気に咲いてきました。
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園芸種の鉢物も中々見応えがありますが、やっぱり自然の中で咲いている所を見たいと思い、鹿嶋さんにお願いして7月27日フウラン観賞に鹿嶋へ出掛け、案内して頂きました。

茨城県のレッド・ブックを調べたらフウランは「絶滅危惧IA類」で茨城では希少な植物でした。分布上茨城が北限のようである。下記はレッド・ブックの記述です。

フウラン:絶滅危惧IA類
・分布:本州(関東地方南部以西)・四国・九州・琉球/挑戦・中国
・生育地:常緑樹林内の樹幹や岩石上に着生する。鹿嶋市や神栖市に生育する
  (注記)生育地が神栖市とあるが、私には何処なのかわかりません。

鹿嶋さん達は事前に下見などして下さっていた上での案内でしたので、スムースに自然の中に咲いているフウランを観察することができました。感謝!!!

◎鹿島神宮のフウラン(茨城県)
フウランの着生している場所は、自分で見つけようとしても難しく、やはり神社の関係の方に聞かないと分からないでしょう。教えて頂いた高い木の上に見えるフウランを写真に撮りましたが、私のカメラの性能ではうまく撮れていませんでした。
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◎香取神宮のフウラン(千葉県)
鹿嶋さん達は情報収集して、香取神宮の御神木近傍にフウランが着生しているとの情報を得てこちらも下見をして下さっていました。
香取神宮ではたくさんの木に着生していて、一つ見つけると、ここにもある、あそこにもある、という状態で直ぐに分かりました。こんなにたくさん着生しているとは驚きでした。
写真をご覧ください。
着生しているのが一番分かりやすい大正天皇お手植えの松
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他の木にも着生しています。
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見に行かれるなら香取神宮がお勧めです。(終り)

2017.07.26

お花の探索山行(続き:ヒナラン)(2017.7.19)

★「お花の探索山行(2017.7.15)」で歩いた山に、又7月19日単独で出掛けてゆっくり観察しながら好きな所を歩いてきました。

★7月23日に「ろわさん」から、ミヤマモミズリ?として掲載したお花について、「ヒナラン」であると教えて頂きました。有難うございました。
7月19日もう少し細かく観察したミヤマモミズリ?は、写真で再度見て正に「ヒナラン」であることを確認しました。来年の花の時期にまた見に行きたいと思っています。

★7月19日に出掛けた時に、もう少し細かく観察した結果を以下写真とともに記載します。

★ヒナラン(ミヤマモミズリ?)
7月19日に行った時、ほとんどのものは花が終わっていましたが、丁度咲きかけたとても小さなヒナランを見つけて写真に撮りました。花の形も葉の様子も良くわかりました。
写真をクリックすると拡大します。

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花の拡大
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光の当たった時に見たら蜘蛛の糸が…
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全体の姿
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★ムギラン:岩を這う植物の木の根にも付いていました。
ムギランにはバルブが沢山あるという発見をしました。
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★マメヅタラン:ここのマメヅタランの密生度は凄いです。
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★何かな?:岩崖の岩松の中に何か植物が見えました。遠くから見たのでよくわかりませんが、ご存知の方がおられましたら教えてください。
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★大文字草の大きな群落を見つけました。花の時期に見に来ましょう。
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★岩崖には岩松と苔が付いていてとても綺麗な風景でした。(終り)
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2017.07.15

お花の探索山行(2017.7.15)

山を歩く目的は色々あるだろうが、最近は一緒に歩く山仲間たちの影響なのだろう、花を探索する山歩きが増えてきている。歳の所為でガンガンと精一杯歩く山歩きはほとんどなくなって、息の切れない程度のゆっくり山歩きとなってきた。花の観察にはこういう歩き方の方が適している。

今回は県北の某山を花探索を目的に4名で歩きました。今頃咲いている花はミヤマスカシユリとかウチョウランとかあるが、中々見ることが難しい花なので、この時期には花は咲いていなくても花の咲く植物であれば探索しておいて、来年の花の咲く時期にまた歩きましょうということである。
山の名前は植物保護のため公表しませんが、よく分かる人には花から推定できるかも?
今回の探索でこの山では今まで見つけていない花も見つけることが出来、結構たくさんの花を見ることが出来ました。この花の植物はどういう環境のところで生育するかなどよく分かってきたから見つけられるようになったと思います。

その中から主なものの写真を掲載しますのでご覧ください。
★ヤブカンゾウ:今あちこちで咲いています。
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★ムギラン:目の前で見られる岩にたくさん付いていました。
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★マメヅタラン:もう花は終わっていましたが、ぎっしりとたくさん付いていました。
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★ミヤマモジズリ?と思われる花:図鑑とかネットで調べましたがまだ自信が持てません。クリックで拡大します。ご存知の方は教えてください。
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★イワウチワ:今は花は咲いていません
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★ミヤマスカシユリ:何輪か咲いていました。
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★バイカツツジ:私は初めて見ました。
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★山百合
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★何故か江戸崎かぼちゃです。(終り)
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2017.07.13

茨城県の希少植物(続-1)(2017.7)

6/29~7/7の間、イエローストーンなどアメリカの国立公園を巡る山旅に出掛けていて7月7日夕に帰国しました。アメリカからの帰国の場合、時差ボケが結構厳しく、昼間何もしていないと眠気が襲ってきてストンと寝込んでしまうのである。
早く時差ボケを解消しようと思い、昼間は体を動かしているように山歩きをしました。

そろそろミヤマスカシユリが咲く頃なので、男体山を歩くことにした。男体山の岩崖には時期になると点々とオレンジ色の花のミヤマスカシユリ(茨城県絶滅危惧IA類)が見られてきれいである。下記の記録をご覧ください。
     「奥久慈男体山のミヤマスカシユリ(1)(2012.7)

色んな経緯で7月8日、9日、12日と3回も男体山&周辺を歩いてしまいました。

★7月8日:登りは一般コースから男体山山頂、下りは健脚コースでした。ミヤマスカシユリは蕾が見えるばかりで、残念ながら咲いておりませんでした。
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★7月9日&12日
「フジイ越から小草越方面の岩崖には、ミヤマスカシユリが咲いているよ」という山仲間からの情報で、この日は古分屋敷からフジイ越に登りました。フジイ越に登る崖下の登山道からも見上げると所々にミヤマスカシユリが咲いているのが見えました。
岩崖の上から用心しながら下を覗きこむとあちこちにオレンジ色の花が見えました。また岩松の間にウチョウランの咲いているのも見つけました。
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7月12日はその話をボルダリングの仲間にお話したら見たいと言う事で5人でまた同じコースを歩いてきました。大円地越まで来て一般コースを下りました。
以下お花の写真をご覧ください。(クリックで拡大)

崖の上から下お見下ろすと高度感があり怖いですが、所々にミヤマスカシユリのオレンジ色の姿が見えます。
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ウチョウランも写っています。
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こちらにはウチョウランが3本見えます。
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もうちょっと遅いので花は枯れ始めていました。
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崖上の二人
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昔は高価でしたので乱獲されましたが、今はバイオの技術でいくらでも増やせるのでわざわざ盗掘する人はいません。ここは県立公園内ですので盗掘は犯罪です。

下のお蕎麦屋さんにウチョウランの鉢が置かれていました。売り物ですが¥5,000、ちょっとした値段でした。(終り)
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2017.07.11

ツチアケビ(土通草)(1)(2017..7)

秋の山を歩いていると、時々赤いソーセージの形状をした実をたくさん付けた異様な形の植物が目に入ることがある。ツチアケビという植物で、赤い色で目立つので目に付き易い。
私の故郷の家の裏山に毎年生えていたので少年の頃から見て知っていましたが、普通の植物とはちょっと違うので果実を割って種はどんなになっているのだろうとか調べたことがありました。

先日妻と西金砂近くの山を歩いている途中で、まだ若々しい立派なツチアケビを見つけました。こういう若い時はあまり見たこともないし、花もよく観察したことがなかったので時々見に来てどのように変わっていくのか観察することにしました。(実になる秋まで時々訪れて観察しようと思っています)
ツチアケビは希少で中々見つけられないというものでもなく、その日はもう1ヶ所見つけました。

ツチアケビはラン科ツチアケビ属の植物で、同じラン科のムヨウラン、オニノヤガラなどと同じ腐生植物で、葉緑素を持たず、ツチアケビの場合はナラタケの菌と共生するらしい。
またギンリョウソウやシャクジョウソウも同じ腐生植物ですが、こちらはイチヤクソウ科ギンリョウソウ属というらしい。こういう腐生植物は葉緑素を持たないので何となく不気味は雰囲気がありますが、何か漢方薬的薬効があるようにも思える。ツチアケビは強壮剤として知られているようですが???です。

★2017年6月7日 最初の観察
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茎は茶褐色で大きなものは高さ1m位までなるそうですが、この株は10数本あるようで既に50cm以上に成長していました。
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茎から枝が出て、枝がたくさん分岐して花芽を付けますが、まだ花芽が伸び出していない若々しい状態です。これから伸びるでしょう。

★2017年6月24日 最初見てから17日後にもう花が咲き始める頃かな~と思い訪れました。山のお仲間も誘って見に行きました。随分大きく成長していました。
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枝が伸び出してきて花芽を複数個順番に付けて伸ばしてきています。花はまだかと思ったら2個咲いていました。
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花は黄色で確かにランの花でした。

★7月8&9日 百花繚乱の状態かと思ったら、花の咲き方は一枝の根元の方の花から一つづつ咲くようで、もう咲き終わったものの方が多くなっていました。
9日に行った時は丁度日当たりが良かったので光に輝いていました。
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咲き終わった花が根元に落ちていました。
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上方から見て写真を撮りました。
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咲き終わって花の落ちた所には、ソーセージ状になる果実が出来ていました。
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もう一株見つけているツチアケビは日当たりの悪い所なので、10日位前の姿をしており、比較してみると面白いです。
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(続く:また観察に出掛けて報告します)

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