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2017年6月

2017.06.25

茨城県の希少植物(続)(2017.6)

2017.6.6に書いた「茨城の希少植物」の中では、ウチョウラン、マメヅタラン、カザグルマ、ヤマウツボ、クマガイソウ、セッコク、マルバダケブキ、ムギランについて書きました。

これまでに上記以外ににも幾つかブログアップしている記事がありますのでご覧ください。
(もう終わった花を下記します。これから咲く花は(続々編)にまた掲載予定です)

★スハマソウ キンポウゲ科 スハマソウ属 絶滅危惧IB類
 下記の記事をご覧ください。
    州浜草(スハマソウ)観察(2013.3.16&3.23)
    春の花:スハマソウ(2017.3)

★ヒカゲツツジ ツツジ科 ツツジ属 絶滅危惧IB類
 下記の記事をご覧ください。
    春の花:色々-1(2017.4.16)

★フクジュソウ キンポウゲ科 フクジュソウ属 絶滅危惧IB類
 アマナ     ユリ科 アマナ属 絶滅危惧Ⅱ類
 下記の記事をご覧ください。
    春の花:色々-2(2017.3~4)

★キヨスミウツボ ハナウツボ科の寄生植物 キヨスミウツボ属 情報不足1
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下記の記事をご覧ください。
    「1月半振りの鍋足山(2017.6.23)」
 鍋足山を歩いていたら、数カ所にこれから芽を出して花になる状態のものが、数ヶ所で見つけました。2週間後位に花が咲いた所をまた見に行こうと思っています。

★ホシザキユキノシタ ユキノシタ科 ユキノシタ属 絶滅危惧IA属
 筑波山にしかない固有種で、つくば市の花になっており、同市の天然記念物。

山友達のお供をして筑波山を歩いている時に折りよく咲いているのを教えて頂きました。
小さな花なのでカメラのピントがうまく合わせられず苦労しました。風が吹いて揺れるので指に挟んだら何とかピントが合いました。
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★キンセイラン ラン科 エビネ属 絶滅危惧IB類
キンセイランというのは中々見ることが難しいランのようである。山のお友達からエビネの葉のような植物を見つけたという話を聞きました。どんな花が咲くのだろうと楽しみに下見にも行ったら蕾をつけており、調べたらキンセイランらしいとのことであった。
私は花の咲く頃に見に行くのに付いて行っただけなのですが、見事に咲いていて写真を撮ってきました。さも自分が発見したように花の写真を掲載しますが、希少植物は一人で見つけるなんてことはとても難しく、やはり多くの方の目がないと出来ないことですね。
希少植物保護のため場所を教えることはできません。クリックすると拡大します。
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陽の光が当たると本当にゴールドのように輝きます。(続く)
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2017.06.23

1月半振りの鍋足山(2017.6.23)

鍋足山はこれまで頻繁に訪問していた山なのだが、この所足が遠のいていて1ヶ月半振りの訪問となりました。

★今日の目的の一つは、1昨年の秋に花咲き爺を気取ってレンゲショウマの種を山中5ヶ所に蒔いたのだが、その結果の確認をすることである。
自宅で蒔いたものは発芽率50%以上であり、今はすくすくと成長しているが、昨年山中に蒔いたものの発芽を見に行った結果では、1ヶ所しか芽が出ていなかった。それもどうなったかを含めて最終的にどうなったかを確認に出掛けたのだが、すべてレンゲショウマの姿形は見ることが出来なかった。残念です。
やっぱり山中の環境というのは、私の庭の環境に比べて大変厳しいと言う事がよく判りました。種が沢山出来ても山中では中々子孫を増やすのは難しいのだ!

★今日は鍋足山の山中を5時間半もうろついていたのだが、歩数計は約7000歩しかカウントしていない。[3分の1]位は写真を撮ったり、休憩したりいていると思うが、この疲れ方から言ってもそれにしても少ない歩数だな~と言うのが感想である。今日の歩きは、登山口付近はハイキングコースを歩いているが、それ以外は登山道でない急斜面の登りと降りで、カメレオンみたいにゆっくりと動作するので歩数計もカウントしないらしい。
歩いたルートは適当なので明示しませんが、ハッチメ滝、その上流の無名の滝、笹原側のモミジ谷、三角点峰(昼食)、北の入滝上流の沢、北尾根と歩いています。

★今日は新調したザックの試し背負いをしましたが、これも目的の一つでした。
遣い勝手や背負い心地を試したのですが、「まあ、こんなものか!」と言うくらいで特別良かったという感想はない。
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★花など撮った写真を適当に掲載しますのでご覧ください。

山神様にご挨拶してから山に入りました。
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ハッチメ滝は少し水が落ちていました。
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ハッチメ滝の上流の無名の滝に寄りました。
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うろついていると「清澄ウツボ」の何ヶ所もの群生を見つけました。
房総の清澄山で初めて見つけられたのでこの名が付いたとか。竜神峡でヤマウツボを見つけ、今回鍋足山でキヨスキウツボを見つけ、ウツボ付いています。
花が咲いたらまた見に来なくっちゃ!
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イチヤクソウが咲いていました。
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ツクバネソウが群れていました。
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キリンソウとシモツケです。
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トリアシショウマです。
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イワタバコの葉が大きくなっていましたが、花芽は確認できませんでした。
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クモキリソウです。(終り)
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2017.06.12

第61回「茨城の山探検」オープン山行(奥竜神遡行)の記録(20176.11)

6月11日(日)は、1週間前の天気予報では雨マークが入っておりましたが、幸いな事に晴れの天気となり、予定通り実施しました。

今回の第61回「茨城の山探検」オープン山行は、17名の参加者を得て、賑やかに、時にはドボンと水に嵌った方もいましたが、無事に終了することができました。水量も少なく晴れという良いコンディションでしたので良かったです。

竜神槍の所での集合写真をご覧ください。
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今回の「茨城の山探検」オープン山行に先立って、1ヶ月前に下見をしており、その記録をアップしておりますのでご参照下さい。
下見の時と異なるのは、下山箇所に車をデポしたことです。所要時間は約6時間でした。(下見の時は約8時間)
以下写真のみのアップです。

   「奥竜神の遡行(下流域)(2017.5.11)」

遡行の様子をご覧ください。
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苔の緑が美しいです。
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第一堰止め岩でユキノシタが一杯花をつけて生えていました。
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水に入っていますが、胸まできたので「ここは深くて行けそうにない」と退却…
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高巻きの下り
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岩崖一面にユキノシタ
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はて、ここから先はどうしましょう?
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沢歩きも大分慣れてきました。
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足元が滑ります。
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大きな石がゴロゴロと…もう沢歩きも終盤です。(終り)
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2017.06.08

茨城県の希少植物(マメヅタランなど)(2017.5~6)

私は山歩きと共に野生の花やキノコを見ることが好きなので、山歩きの途中ではいつもあちこちに脇見をして、花とかキノコに目がいってしまします。
県北の山をよく歩いておりますが、時には名も無き山の道のない尾根や谷間なども歩きますので、運良く滅多に見ることが出来ない花との出会いがあります。

昔はよく見られた花なども、森林の伐採や植林、開発などの他、盗掘などによって絶滅に近くなってきているものもあり、今ではほとんど見ることが出来なくなっているのは残念なことである。これまでも運良く出会えた花については、「いばらきの山日記」に記載しておりますが、そうした花の見られる場所についての情報は残念ながら植物保護の観点から基本的にお教えすることができません。

例えばウチョウラン(絶滅危惧ⅠA)などは、今ではほとんど自然の山中で見ることが出来ませんが、昔はあちこちの岩崖に生えていたそうで、盗掘などによって今では絶滅種に近くなっています。
   「ウチョウラン(2015.6.20)」  参照下さい。

最近マメヅタランなどいくつかの花を見ましたので報告します。
(  )内に記載したのは茨城県レッドデータの分類です

★マメヅタラン(ラン科マメヅタラン属、絶滅危惧Ⅱ類)
マメヅタはあちこちの山で沢山見ることができますが、マメヅタランは滅多に見ることができません。生育する環境(日当たり、風通し、湿度、温度などでしょうか)が結構難しいようです。運良く見つけることが出来、いま花盛りです。と言ってもとても小さな花です。
写真をご覧ください。
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岩に付いていました。花は下向きに咲いていてちょっと離れてみると見分けにくいです。付いている岩の写真を幾つか掲載します。
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木にも着生しています。
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花の写真をご覧ください。
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日が当たっている時です。(色が変わりますね)
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一番花付きの良かったところの写真です。本当にぎっしり咲いている!
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日の当たった時です。
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少し遠くから…見上げました。
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★カザグルマ(絶滅危惧Ⅱ類)
栽培種のものはどこでも見ることができますが、自然の山で咲くものはなかなかありません。山裾に咲いていました。(5月31日撮影。もう終わり近くでちょっと遅かったようです)
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★シロヤシオ(絶滅危惧Ⅱ類)
シロヤシオは茨城県では絶滅危惧Ⅱ類なのである。八溝山とか男体山で見ることができますが、今年は不作でした。下記参照。
   「今年の男体山のシロヤシオは不作です(2017.5.7)」

★ヤマウツボ(絶滅危惧Ⅱ類)
私はヤマウツボを見たのは今年初めてでした。葉緑素を持たない寄生植物とのこと。奥竜神遡行中に見ましたのできっと来年も同じ所で見られるでしょう。(中々行けない)
下記参照ください。
  「奥竜神の遡行(下流域)(2017.5.11)」

★クマガイソウ(絶滅危惧ⅠA類)
クマガイソウは昔は茨城県内にも自生地がありましたが、今は盗掘などで無くなってしまい、近くの農家の庭などで見ることができます。私も自生地近くを訪ね歩いたことがあります。昔の地図に記載がありますのでご覧ください。(1991年発行 東京地図出版 日本中央圏 1/10万)  鷹取山の下方に「くまがい草群落」と書かれています。
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今年は偶然にも自然の山の中のクマガイソウに出会えました。
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中利員の茅根さん宅のクマガイソウなどについては下記を参照ください。

  「花の便り(シロヤシオ、クマガイソウ、フジ)(2013.5.6)」

★セッコク(絶滅危惧Ⅱ類)
木や岩に着生しています。西金砂神社の杉の大木の上部に沢山着生していて見ることができます。杉の枝などに着生すると枝を枯らしてしまうようで、神社の奥さんに聞くと、風が吹いた時などに枝が折れて落ちてくることがあるそうです。他の方が拾って着生させようとしても環境条件が難しいらしく、中々繁殖できず枯れてしまうらしいと言っておられました。西金砂神社の杉でも西側の杉には着生しておらず、東側の杉にしか着生しないそうです。上を見上げるので首が痛くなりますが、双眼鏡など持参されると良いでしょう。今年も見てきました。

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岩に着生したものについては下記をご覧ください。

   「花の便り(7)(2016.2.28&29)」

★マルバダケブキ(絶滅危惧Ⅱ類)
花の咲いてない生育途中は蕗によく似ていて時々見かけますが、今回丁度花が咲いた所に出会いました。
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★ムギラン(絶滅危惧Ⅱ類)
ムギランはマメヅタランと同じ属に属する着生ランなので、マメヅタランのある所には大抵ムギランも着生しています。
写真をよく見ますと小さな花がついているのが観察できますが、非常に小さいので判りにくいです。
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ピントが甘い写真ですが、花の判る写真を掲載します。
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★ヒカゲツツジ(絶滅危惧ⅠB類)
県立自然公園の植物の看板に書かれていますが、自分で見つけるのはなかなか大変です。でも日頃から情報収集して探していると見つかるものです。今年は花の咲いているのを見ることができました。下記を参照ください。

   「春の花:色々-1(2017.4.16)」

(続く)

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