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2016年8月

2016.08.24

宮川八溝と剣山(2016.7.30&8.16)

大子の上野宮辺りから県境に連なる山並みを見ると一際目立つ山が見える。地形図上では名前が無いのだが宮川八溝(標高約470m)と呼ばれているピークだ。もう一つの鋭い三角形のピークが左に見えるが、この山には4等三角点「地獄沢」416.6mが設置されている。この山も地形図上は無名だが、鋭く尖った形から「剣山」と呼ばれているらしい。

右側の山が宮川八溝、左側のピークが剣山
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久慈川と剣山。川では鮎釣りをしている。
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一度この県境の尾根を歩いてみたいと思い、まず茨城川から出掛けました。
・高久の集落から宮沢八溝にアプローチした。
・宮川八溝の山頂には石の祠が置かれています。八溝嶺神社を勧請して石祠を置いたということのようです。
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・もう読みにくくなっていますが、「宮川八溝記念登山」と書かれた立て看板があり倒れていた。登った小学生の名前も書いてあるようだが今はもうよく判読できない。
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・ここが福島県矢祭町との県境で境界杭と町界杭があります。
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・ここから先「地獄沢」4等三角点ピークまでの県境尾根を歩くのは初めてです。今の時期は夏草が茂っていて、踏み跡はあるようだが所々草で覆われて不明瞭である。
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・最初下ってから小さなアップダウンを繰り返して進むと南面が伐採された尾根上に出た。
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・ここから三角点峰までは南面が伐採されており展望が良い。三角点峰ピークが見えた。
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三角点峰(剣山)のピーク上には、石の祠と4等三角点が置かれていました。
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・展望が良いので何枚か写真を撮りました。ここから見る宮川八溝は女性の乳房の形に見え、思わず「おっぱい山だ」と声が出ました。
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・180度以上の展望が有り、白木山・男体山・長福山、生瀬富士から鋸21峰が展望できます。
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・全体のパノラマ
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今日はこの展望を見て満足して帰りました。帰りに見たお地蔵さん。
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・8月16日に今度は矢祭町側から登り、県境を通って宮川八溝まで歩きました。
下記が今回歩いたルートの概略図です。登山道がある訳ではありませんので地形図は必携、地図の読図が必要です。(終り)
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2016.08.23

ゐびづら山(海老面山)(2016.8.21)

北田気の国道118号から南側を見ると、アンテナのある山のピークが見える。4等三角点「箕輪」351.7mが設置されているピークで、南田気方面から尾根が立ち上がっていて大子側の斜面は広葉樹林に覆われている。

この山は随筆「醍醐百名山」(鈴木三郎著)によれば「ゐびづら山」として掲載されている。この本によれば「ゐびづら山」は広葉樹林の山で、地形急峻な所の広葉樹林のため春の新緑、秋の紅葉が美しく、嵐山に例えられるとある。しかしそれはこの山の北面だけのことであって、東面や南面はほとんど植林帯である。そんな訳で広葉樹林のある北面の尾根をきちんと歩いてみたいと思っていました。
また、南気田にある「南気田(箕輪)観光案内図」には「海老面山」と書かれているが、その看板の図では「TV中継局」の所から外れた位置に「海老面山」と書かれており別のピークかと思われるが、図が不正確で三角点「箕輪」のあるTV中継局のピークなのである。

下記は南気田に立てられている「観光案内図」の写真ですのでご覧下さい。「海老面山」は右下の外れに記載されています。(クリックで拡大)
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この案内図では「TV中継局」へ通じるルートがいくつか点線で書かれていますが、まともに歩ける登山道としては、箕輪林道の途中に「東京民放5社 大子テレビ中継局送信所」の立て看板がありここの分岐から尾根上をしっかりした道がこのアンテナピークまで続いており容易に登ることができます。この道の途中に春にはイワウチワの咲く群生地があります。

私はこれまでに数回このピークに登っていますが、下から直接アンテナピークにも登っています。しかし案内図にある点線の道はヤブとなって踏み跡もはっきりしないので、登る都度違うコースを適当に登っています。山への取付き点の関係でどうしてもルートが南寄りにずれていってしまいほとんど植林帯の中の歩きとなり面白くないのである。最近は部分的に伐採された所が有り展望がよくなっていますが…。
そういう訳で今回は広葉樹林のある北側の尾根を歩こうと出掛けました。

これまで歩いたこの辺りの山歩きの記録は下記。
★2016.1.24 第47回「茨城の山探検」オープン山行の記録(箕輪のTV中継所の山)
★2015.2.21 鷲巣山と太郎山(茨城の山探検」の下見の記録-1)
★2014.5.3  南田気(箕輪)のTV中継所の山
★2014.4.2  太郎山(その1) 、    太郎山(その2)

写真は南気田側からみたアンテナピークです。(奥側の山)
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今回歩いたルートの概略図です。(クリックで拡大)
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王子神社の近くに駐車し、神社(北側)の下の道を進むと大子町指定天然記念物 「ヒメザゼンソウの群落」の立て看板がある。以前によく観察しているので今回はパス。
さらに進むと所々にキツネノカミソリが咲いていました。この辺は春から色んな花が咲くのでよく来ています。リンゴ畑があり、リンゴの実が少し色付きかけていました。リンゴ畑越しに立神山、生瀬富士~鋸21峰がよく見えます。
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この道の終点に民家があり、そこから先は水郡線の線路を進まなければならない。今までは民家の先から線路に降りず山の斜面に入っていたので、尾根に従って行くとどうしても南側へと曲がって行くことになる訳だ。今回はもう少し先にある谷間の先の尾根に取り付くことにした。今日は民家の奥さんが居られて「何処へ行かれるのですか?」と心配して話しかけてこられた。「アンテナピークの山に登ることと何度か来ているので大体分かっていること」をお話しが、「お気をつけて!」とそれでも心配そうなお顔でした。

水郡線の線路に降りて少し先まで歩き、谷間の所から山に取り付いた。勿論、谷間の入り口はヤブとなっていますが、中に入れば植林帯ですのでどうということはありません。
(地形図では神社マークと民家の位置が谷間の近くにありますが、これは間違っています。神社はもっと東側で民家も谷間から数100m手前でしょう。気がついたことですが、この谷間の位置もGPSの位置表示によれば東にずれているようです。)

線路の橋の所が谷間の入り口です。
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谷間に入った所。踏み跡があります。
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地形図上の尾根は丸く広がっているように見えますが、実際には尾根の真ん中に浅い谷間が有り、少し進んだ所から尾根が二つに分かれています。踏み跡はどちらの尾根にもあるようで、行きは右尾根(北側)を歩き、帰りには左尾根(こちらは杉植林でした)を下りました。
右尾根は広葉樹林の中を歩きます。少し進んで急な斜面の所で標高差30m位にわたってトラロープが張られていました。
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トラロープの終端が木に食い込んでいましたので数年前に付けられたものでしょう。
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広葉樹林の中、踏み跡が続きます。
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急斜面を登ると傾斜が全体に緩やかになり、やがて浅い谷間はなくなり尾根は一つとなりました。小ピークの山は南面を巻きました。鞍部と左下から登ってくる谷間は孟宗竹の竹林となっていました。
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ここも谷間の源頭部を横断して左の尾根に取り付くか、尾根通しに登り左へと斜面を登るかの選択があります。行きは尾根通しに、帰りは左尾根から源頭部へ下りました。尾根に登りつくと、そこから先は明瞭な踏み跡が続きますが、さらにピンクのテープが所々に付けられていました。尾根通しに進めば植林帯に入り、やがてアンテナのあるピークに出ます。
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TV中継所が設置されている所は少し広くなっていて、湯殿山神社の石碑が置かれています。ここから大子の町方面の展望が良い。風通しの良い所は涼しくてここで昼食休憩。
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昼食を済ませた後は「箕輪」の4等三角点を探しに、南側の少し高くなったピークへ登る。最高点より少し下った所に設置されていました。
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男体山方面の展望です。
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今回は道をしっかり覚えるため同じ道を下りました。帰り道、行きに声をかけて下さった民家の奥さんが家の前で作業中でしたので、無事に戻りましたと挨拶し、この辺りのお花情報などについて色々とお聞きしました。(終り)

2016.08.18

イワタバコ観賞!笹原から鍋足山(2016.7.24&7.25)

山の日(8月11日)制定に伴う茨城山岳連盟主催による山の行事の一つが7月24日行われた。その行事は鍋足山ハイキングで、参加者は約50名、二つのコース(里見支社からのコースと笹原コース)に分かれて行われました。

集合は里見地区のふれあい広場で、そこで主催者からの挨拶と地元の伝統芸能の「ひょっとこ踊り」が披露、その後各コースに分かれて登山口へ向かいました。
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全員集合写真を撮りました。背後の山は鍋足山。(クリックで拡大)
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当初は二つのグループは山頂で合流するというプランでしたが、各コース夫々に行動するということになりました。私は笹原コースのリーダーを頼まれましたので22名の参加者を率いて三角点峰と鍋足山本峰を周回することにしました。また今が丁度見頃のイワタバコの観賞を加えることにしました。

笹原登山口からまず「笹原入」の三角点峰へ登りました。そこから縦走路を歩いて3峰と4峰の鞍部へ、そこからもみじ谷に下ってイワタバコ観賞をしました。丁度見頃で楽しいハイキングとなりました。
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途中でアカヤマドリを見つけてゲットしました。
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その後は第3峰の岩尾根を登り、鍋足山本峰を休憩し笹原登山口まで降り、鍋足山ハイキングは無事に終了しました。

7月25日はイワタバコを観賞したいという方々を案内してほぼ同じコースを歩きました。(終り)
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2016.08.17

イワタバコ観賞!湯草から鍋足山(2016.7.23)

山登りに出掛けたり、お盆の行事など忙しくて暫く書き込みしておりませんでしたが、7月の山行記録を掲載します。

毎年イワタバコを見に鍋足山に出掛けています。実は23日の他に、24日、25日と3連続で鍋足山を歩きました。

今年山の日(8月11日)が制定され、それに関連する行事が茨城でも行われました。茨城山岳連盟の主催で7月24日はサブ行事として鍋足山のハイキングが計画されましたので参加しました。24日、25日については別にレポートします。

23日は湯草からこれまで見に行ったことのない岩崖を目指して出掛けました。ルートの概要と状況は下記の図をご覧ください。(クリックで拡大)
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湯草から入った道沿いの畑に大きな山百合が咲いていました。写真を撮りに近づくと、畑に出ていたおばあさんが畑に上がっておいでと話しかけてくれました。畑は猪避けの柵で囲まれていました。話によると猪が山百合の球根を掘り出して食べてしまうので、山裾に沢山あった山百合がほとんどなくなり、今はこの柵の中の猪から守られたものだけになってしまったとのこと。
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お茶でも飲んで行けと勧められ、お言葉に甘えて母屋に近づくと、母屋の裏は石垣となっていてその上側の斜面に沢山の岩松が植えられているのが見えた。
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ちょっと見せて下さいと裏へ回ると、石垣にイワタバコ(咲いていました)、大文字草、岩松の中にスハマソウ、ミヤマスカシユリが数本(2日前まで咲いていたとのこと)ありました。これらの花を見たくなれば、ここに来れば山に行かなくても見ることができそうです。
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母屋に入ると顔見知りのおじいさんが居間に居られた。。茶畑や柚木の所で時々顔を合わせ、時には柚子をたくさん頂いたことがある。
「立派な岩松がたくさんありますね。昔は羽蝶蘭もありましたか?」
「家から見える岩の所にあったけど、取ってしまったので今はないね。」⇒残念!
折角なので写真を撮らしてもらいました。今度来る時に渡そうと思っています。
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不動滝は水涸れ状態ですが岩崖にはイワタバコが付いています。
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倒木の障害物を苦労して通過し、滝の上流に出る。所々にイワタバコが目に付く。
お目当ての枝沢の入り口に着いて一服。
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この枝沢は以前に入って右寄りに登って尾根に出たことがあるが、左側の岩崖の方へアクセスするのは初めてである。途中上が開けた所は低木や草のヤブとなっていて通過が困難だったが、何とか隙間を見つけて突破し岩崖の直下に出た。見上げるとギボウシや大文字草、上の方はイワタバコがぎっしりと生えていました。
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岩崖は登れないので岩崖の縁を見つけて立木に掴まったりしながら急斜面を登りながらイワタバコを観賞しました。
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最後は岩崖の溝のような所を攀じ登って尾根に出ました。
尾根から第3峰へ出ました。途中ジャコウソウ、ヒオウギ、マンネングサ等々の花が咲いていました。
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第3峰の眺めの良い岩場で昼食休憩、その後第2峰経由本峰鍋足山に出てしばし休憩後湯草へ戻りました。今年もイワタバコを存分に見ることができました。(終り)
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2016.08.03

花の便り(17)(シキンカラマツの種)(2016.8)

シキンカラマツの花が終わり種が出来始めました。種を見るのは初めてなのでどんな種なのか興味津々。小さな鞘の中に細かい種が詰まっているのだろうか?

秋には種を採種して播いて見たいと思っています。

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クリックで拡大
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2016.08.02

花の便り(16)(色々な花)(2016.7)

山歩きをしていると路傍の花など目について、つい写真を撮ってしまいます。別に珍しい花でなくても、また再々あちこちで見られる花でも写真に撮ってしまいます。
そんな時花をよく観察すると面白いですよ。

★ツチアケビ
葉緑素を持たない腐生植物。花はランのような花で黄褐色(2枚目の写真を見て下さい)。実はソーセイジのような形。もう花は終わりで実になっていました。
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★フシグロセンノウ ナデシコ科センノウ属
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★カワラナデシコ ナデシコ科ナデシコ属。秋の七草の一つ。
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★ガマの穂
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★ジャコウソウ
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★花イカダの実
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★ギボウシ
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★コカラマツ
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★ミヤママンネングサ
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★カンゾウ
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★チダケサシ
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★ムラサキニガナ
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★タケニグサ
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★ヒオウギ
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★オミナエシ
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★バイケイソウ
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★トモエソウ
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2016.08.01

花の便り(15)(レンゲショウマ)(2016.7)

レンゲショウマが咲き始める頃にはちょっと早いのだが、群馬ではもう咲き始めているという情報を聞いて、山歩きのついでに偵察してきました。
3輪だけ咲いていました。やはり見頃はお盆を過ぎてからでしょう。

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花の便り(14)(2016.7)

日本では珍しくないけれども、茨城では生育している所が限られていて中々見ることができない花があります。私にとっても滅多に見ることがない花ですが県北の山中で今回見ることができました。

★サギソウ
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★オオヤマサギソウ
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★ホソバノキソチドリ
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★クサレダマ
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花の便り(13:ヤマユリ)(2016.7)

この時期ヤマユリが花盛りです。山の中は勿論ですが、県北の山沿いの道路を車で走っていると、土手のあちこちにヤマユリの群生が見られる。とても良い香りが漂ってくるのでその存在を知らせてくれます。草刈の時にはヤマユリは残してくれていますね。

先日鍋足山の麓、湯草の農家の畑に見事に咲いているヤマユリを見せてもらった。畑は猪よけの柵で囲まれていました。お茶をご馳走になりながら色々とお話をしましたが、以前は山裾にたくさん咲いていたヤマユリは、猪が掘って百合根を食べてしまうので随分少なくなってしまったと嘆いておられました。

何枚か写真を掲載しますのでご覧下さい。

湯草で見た畑のヤマユリ
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道路沿いのヤマユリ
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