今日はまだ自分の車が使えないので、カミサンに下菅谷駅まで送ってもらい、駅から歩いて登れる山と言うことで、西金駅から三角点峰「上高塚」に登りました。「上高塚」というのは、三角点名であるが、最近(と言っても昨年ですが)山頂に「上高塚山」の山名標識がつけられていました。
西金駅で電車を降りて、国道を横切って橋本集落に登って行くと、りんごの消毒作業をしていました。もう小さなりんごが沢山生っていました。
上高塚に登る登山道の分岐の所には、誰が設置したのか標識が立てられていました。何方かわかりませんが、ご苦労様なことです。私がこの山を歩き出してから3年程になりますが、ポプラーなコースとなってきたようですね。熊野山ハイキングコースと組合せると、良いコースになります。(この標識は「高塚山」となっています)
民家の裏を通って山の斜面を斜めに登って尾根上に出ます。イワウチワの群生する尾根通しに登って、山頂部下の肩に着きます。道は山頂部下を巻いて電波塔へ登ってきている林道に続いていますが、今日はこの肩から山頂へ直登します。ちょっと踏み跡の薄い道ですが、ここにも新しく案内標識がつけられていました。ここの標識は「上高塚山」となっていました。
山頂には新しく山名標識が加わり、現在2つの山名標識がつけられています。ここで昼食休憩しました。今日はさわやかな風が通って気持ちが良い。
下の電波塔の広場に降りると、春先きれいに刈り払われていたのだが、今は又萱が勢いよく伸びてきていました。その間に蕨がぽつぽつと出ていましたので、少し摘んでみると直ぐに一握りとなってしまいました。じゃー、山のお恵みを有難く頂いて帰ろう。
フキも近くに生えていたので、こちらも少し頂いて帰ることにしました。
今日「上高塚」に登った目的の一つは、前から気になっていて歩いていない山頂から南東に伸びている尾根歩きである。山頂からは、大子町と常陸大宮市の境界線沿いの南端のピークまで行き、そこから境界線から離れてもう一つ南側の尾根方向に下ります。ここの降りはちょっと急斜面ですが、御在所集落の直ぐ上の肩に下りつきます。ここまではこれまでも何度か歩いている所です。
ここから今日歩く目的の南西に伸びる尾根に入りました。昔の古い山道の跡があり、次のピークの頂上に石の祠が祀られていました。このピークの北斜面には、イワウチワの群生がありました。
降った鞍部からは右下の沢へと降る道が分岐しており、ここも一度降ってみたい所だな~と思いながら次のピークに登ります。このピークは岩場があってまっすぐ直登は出来ず、道は南側を巻いていました。しかしこのピークの北側斜面一杯にイワウチワの群生があったので、北側斜面をトラバースして北側からピーク上へ登ってみました。ちょっとした薮を漕ぐようになりましたが、大したことも無く少し降ると南に巻いた道と合流しました。暫く降って尾根が二つに分かれる所を過ぎて、その間の沢が発する辺りからも降り分岐がある。ここも過ぎて次のピークからの降り途中に岩場があったが、上に登ると上高塚のピークを振り返ることが出来たので、写真を撮りました。
この辺りから踏み跡の道形が不鮮明となってきたので、大体尾根通しに降ってゆくと杉の植林帯に入りました。杉はある程度大きくなっていて枝打ちもしてあるので見通しはよく、尾根先端に向かって歩きやすい所を降り、最後は御在所へと通じている車道に降りつきました。
電車まで時間があったので、下小川橋の上から釣り人を見下ろして、風に吹かれながら暫し憩う。中々良い風景でした。
帰りの電車では、残った食料を平らげ帰宅しました。久し振りの電車による山行、偶には良いですね。
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