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今日はぼとくさんとカプランさんとでGPSでの山遊び「ぞろ目地点探訪」に出掛けました。今回選ばれた地点は2つの地点でブナ林のきれいな定波の近くである。数値上は末尾が北緯は5のぞろ目、東経は3のぞろ目です。
[hddd°mm.mmm’系 : N36°55.555’ E140°33.333’の地点]
[hddd°mm’ss.s”系 : N36°55’55.5” E140°33’33.3”の地点]
上のポイントは前に書いたぞろ目地点調査のポイントです。
どうしてこんな遊びに大の大人が夢中になるのか私自身よくわかりませんが、冒険心や探検的な所もちょっとあって面白いですよ。要は山を歩くのが好きなんですね。
写真は周回したルートです。
今回のぞろ目地点を巡る周回ルートはぼとくさんが決められたルートで、主に尾根を巡り定波のブナ林の辺りも横切るルートですが、道があるのかどうか、藪山なのか全くわかりません。それだから一層楽しみです。里見の道の駅8時に待ち合わせ、カーナビの付いたぼとく車の先導で、登山口地点に向いました。
最初に目的のぞろ目地点を回るため、周回ルートを右回りする事になり、ルート左側のルートが道路を横切る地点付近に駐車し丁度9時頃に出発しました。この辺りは比較的植林帯が少なくて気持の良い林が続きます。踏み跡は有るような無いような所ですが、藪は濃くないので歩きやすいところでした。
写真は出発点の取り付き斜面です。
第一のぞろ目地点に到着、中々雰囲気の良い雑木林の中でした。付近にザックを下ろし、GPSを持ちながらうろうろ、大体場所を決めてしばらくGPSの表示が落ち着くのをのを待ちます。不思議な事にぼとくさんと全く同じ所をうろつくかと言うとそうでもなく、最後は数メートル離れた地点で待機です。しばらくしてぼとくさんがぞろ目獲得、続いて私もゲット出来ました。かぷらんさんは今日はGPSをメーカーへ改良修理に出されており、残念ながら眺めているだけとなってしまいました。
次のぞろ目地点は、712.5m三角点の山頂からの降り途中ですが、まず三角点のある山頂に寄る。ここには剣山神社、稲荷神社と書かれた鳥居と二つの石の祠が祀られており、1本のシャクナゲが花をつけていて、藪も刈られて大きな杉が数本ある気持の良い山頂で、暫し休憩しました。近くの集落からでしょうが参道が上がってきておりましたが、これから離れてぞろ目地点へと谷間近くの緩い斜面へと下る。
ここのぞろ目は明るい雑木林の中で、前の地点でやり方は慣れたのかそれ程時間がかからないでぞろ目表示をゲット出来ました。ぼとくさんはもう少しの所で中々ぴったり表示とならなくてついに諦めてしまいました。そこから山を降って道路に出ました。
写真はカメラを構えながら、GPSの表示をじっと眺めながら待ち構えているポーズです。
この辺りは標高が高い所なので、今、山桜が満開で新緑がいろんな色で芽吹き始めておりとても美しい光景です。道路を少し歩いてから藪を分けて放牧場のある尾根に取り付き進むと、有刺鉄線の柵に突き当たって予定したルートは歩けない。少し迂回してから有刺鉄線の柵沿いに歩き、やがて急斜面の降りとなって広い谷間に降り着きました。もうお昼近い時間でしたので、広々とした眺めの良いここで昼食休憩です。地図を見るとまだルートの半分も歩いていないようで、後半頑張らなければならない。写真は山桜と新緑の風景。
ここから又登りだが、伐採跡の斜面で茨や棘のあるタラの木などが混じって小潅木が生茂り、一番歩きにくい藪である。幸い昔の作業道が細々と沢沿いにあったので茨を掻き分けながらここを辿り、最後は藪を掻き分けて尾根上に登り樹林帯に入りほっとする。タラノメはほとんど採り尽くされており、こんな山の中にも山菜採りの人が入るのだな~と感心してしまった。ここまで来る途中もそうであったが、樹林帯の中にはコシアブラの木が結構あり、今丁度コシアブラが採り頃であったので、目に付いたものは山のお恵みを頂きながら歩いてきた。時々どうした訳か大きなコシアブラの木が切り倒されており、枝に採り頃のコシアブラがたくさん付いていたのでこれも頂いた。写真は緑の森の中の歩き。
段々定波に近づいてきて、大きな木が増えて来てブナも混じった素晴らしい森の中となった。「小川学術参考保護林」と書かれた看板のある林道を横切ってもこのようなきれいな森が続く。山つつじはまだ蕾が多いが、それでも緑の中に鮮やかな赤色を点々と見せてとてもきれいでした。685.2mの三角点まで歩いてここで暫し休憩。「半分来たかな~」と言うとかぷらんさんは「まだ半分も残っているのか~」と少々お疲れの様子。和尚山が良く見えました。写真は三角点で休憩中のところ。
藪斜面を下って小川を飛び越えて道路に出た。ここから又150mの登り返しはきつい。また尾根の半分が伐採されたような所も結構ありましたが、このような尾根上の歩きは、ほとんど藪漕ぎの歩きとなり、結構時間もかかりますし疲れます。まあ、どのような所を歩くようになるのか判らないでルートを辿ってゆくのもこの山歩きの楽しみなのですが・・・。又県境を横切りますが、ここは谷間で又最後の登り、最後は・683からの降りだが、そちら方向は笹薮で入りたくないが最後の藪突入、突破した所は伐採されたばかりの斜面ですぐ下の道路に駐車した車が見えていました。やっと車の所に降り付いた時はもう5時少し前、行動時間は約8時間でしたが、充実した山遊びでした。
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